今週末から三連休に入り学生の皆さんは夏休み!
いよいよ本格的な夏モードですね。
私ごとでありますが、ご報告があります。
この度子供を授かる事ができまして、もうすぐ妊娠5か月に入ります。
その為、今年もボディボードスクールのお問い合わせを沢山頂いておりますが、
今年はお休みさせて頂いております。
楽しみにしてくださった皆さん大変申し訳ございません。
私は、29歳で結婚、30歳でプロになり、子供を作るかプロ活動に専念するか
一年一年とても迷いながら過ごしてきました。
年齢が上がるにつれ、子供ができるかどうかの心配も抱えながら、
家族の理解もあり、自分の夢の為に6年間プロとしての挑戦を続けてきました。
30歳でプロになり、自分の中で”5年間の挑戦”と決めていたのですが、
5年目のJPBA最終戦での試合が終わった時
自分のやってきた努力に対して出した結果がどうしてもやりきれず
悔しくて悔しくて、後から涙がとまりませんでした。
自分の家族にもその年で区切りをつけると報告していたのですが、
子供を作るために、やり残した気持ちのままで挑戦を諦めることは
将来の自分の為にも子供を育てる為にも
やめるのは今じゃないと思い、
勝っても負けても、悔いのない気持ちでコンペティターを終われるよう
あと一年死に物狂いで挑戦をしようと決意をしました。
その一年はというと、JPBAの伊良湖での試合で苦手な超小波で
久しぶりに3位という好成績を残し、
意を決し一人で行ったIBA world tour 南米ベネズエラでは治安の悪さにおびえながら
初めてワールドツアーで表彰台に立つことができました。
この数年間ボディボードのレベルは年々上がっていく上、
自分の身体能力は年齢を重ねるとともにが低下していくことを実感し、
それに負けない為のトレーニングに取り組み、とても苦しい時期でもありました。
とても辛かったけど諦めずに続け、努力が報われた瞬間を味わう事ができました。
心技体ギリギリ揃った状態。
本当は世界チャンピオンを目指して頑張っていたので、
あと一年続けたら...と言われても、戦う心と戦う体、
そして自分のモチベーションを保つことが難しいと思いました。
その上その試合で、今まで得られなかった”やり切った達成感と満足感”を得ることができました。
生理、妊娠、出産...と、女性アスリートにとってはこれらとどう向き合っていくかは宿命でもあります。
今だから書けますが、IBA world tour オーストラリアのポートマッコリーでの試合で
勝ち進んでいくいく途中で、
生理になってしまい、それまで気持ちも体も絶好調で自信をもって戦っていたのに、
生理によって体調を崩し、その体調を崩した事によって、気持ちも負けてしまい、
良い流れが悪い流れに変わった瞬間を凄く感じ、とても悔しい経験をしました。
ベネズエラの試合でも、勝ち進む間に生理になってしまい、
オーストラリアの悪夢が自分の中でよぎりましたが、
その時の経験のおかげで、悔しい気持ちを思い出し、
この時も体調は悪かったけど、自分の中で全てをぶつける為に行った試合だったので
気持ちが折れず戦い続けることができました。
海外選手は薬で遅らせたりする選手もいるそうですが、
そういったこともコンペティションには必要なのかなと思った事もありました。
ですが、私は自然に身を任せたいので、そういったことはしてきませんでした。
今まで、そういった事はblogに書かないようにしてきましたが、
今コンペティションを頑張っている選手の皆さんも
そういったことがあると思いますが、女性選手には誰にでもありえることなので
自分を信じて負けないよう目標に向かって頑張ってください。
そして、周りにいる男性の皆さんも理解してあげてください。
出産に関して沢山不安もありますが、
無事に元気に産まれてきてくれるようただただ願います。
この二ヵ月ほどは、おもにつわりと戦っております。
かなりしんどく家事もままならない時が多々ありましたが、旦那さんのサポートに本当に感謝です。
胎教には、羽伏浦のワイルドな波音と旦那さんのマシンガントークを聞かせています(笑)
これから暑い夏ですので健康に気をつけて毎日過ごしていきたいと思います。
ボディボードのプロ活動につきましては出来る範囲内で行っていきたいと思っておりますので、
関係各所の皆様、スポンサーの皆様にはご迷惑おかけすることもあると思いますが、
今後ともご理解ご協力のほど宜しくお願い致します。
自分の波乗りはお休みですが、これからもイベントのお手伝いや
新島情報、ボディボード情報などお知らせしていきたいと思いますので、
皆様これからも応援宜しくお願い致します。
果たして私は母になれるのか...(笑)
佐藤晃子
Acco From Niijima