ビラボンプロ/田原、デイー1、ロコポイントでスタ〜ト〜〜
波は、あいにくの腰前後、、、
ラウンドー96のヒートー8までだけ消化ですた。
Gai Sato
Kaiki Yamanaka
Shun Murakami
Teppei & Mar
テッペイはラウンドー64/ヒートー6に、マーもラウンドー64/ヒートー8に出場〜〜
明日から、少し東うねりがアップする模様、、、
ステイ先のキーパーサーフステーションには、多勢のプロ達が泊まっている。
そんな中の、プロサーファー二人の幼少の頃の写真を見て下さい〜〜
この可愛い女の子と、やんちゃそうな男の子、誰だと思いますか???
答えはこちら〜〜〜
タカハシミナトちゃんとマツオカケイト君でした〜〜〜
上の写真はミナトが2歳、ケイトが5歳の時のもの。
下は現在で、ミナト/19歳、ケイト/22歳だ。
@ Sendai Shinko
二人は幼少の頃から兄妹の様な関係で、この仙台新港でサーフィンを育んで来た。
震災後、ケイトは拠点を宮崎に移したが、ようやく新港でサーフィンが出来る様になり、
最近地元仙台に戻って来る事となった。
一方ミナトは震災後も仙台に留まり、地元新港で出来ないハンディをはねのけ、
見事昨年プロデビューを果たした。
辛い東北の実状の中にあって、彼等の活躍がどれだけ勇気を与えて来たか計り知れない。
これからも東北の復興を祈ると共に、彼等の躍進に期待したい。
Minato Takahashi @ Sendai Shinko 2012.5.6
Keito Matsuoka @ Sendai Shinko 2009.8.25
そして、昨冬ケイトが魅せた、狂気のパイプチャージのフルシークエンスをどうぞ〜〜〜
これぞマツオカケイトの真骨頂、断固たる漢の決意の様なものが感じられるプルインだ。
Keito Matsuoka @ Pipeline Hawaii 2012.2.13
では、本人/マツオカケイトプロに解説してもらいましょう〜〜〜
自分自身今まで乗ってきたPipelineの中で一番最大級な波にテイクオフできた時の写真。
この波は本当にヤバかった。
水の量が多すぎてプルインする前に初めてスローモーションになったのを、
今でも目に焼き付くように覚えてます。
確かこの日はカミングアップでみるみるサイズアップしてきてた時で、
まさにPipe of the Day になった日。
いつも通りワールドトップクラスのサーファーで溢れかえってる中、
2時間以上波待ちし続けてようやくGETできた1本!
さあ〜行けると僕は確信して完璧な位置からパドルアップした時、
その少し奥から行けるか行けないかの位置でパドルアップしてきた後輩プロサーファー
田中海周がいたんです。
猛烈にパドルをしていたので、もしテイクオフしてきた時の事を考え、
確認しながらのパドル開始でした。
結局は行けなかったことを確認してからの無理矢理テイクオフになったのですが、
レイトドロップになってしまい、
もちろん思っていたラインもの絵が描けずメイクできなかったんです。
正直、いつ振り返っても何も気にせずテイクオフしてプルインできていたら
メイクできてたと思う!!
だから、めちゃくちゃ悔しい。
けどシビアなPipelineでの戦いでは、
そんなことよりも状況判断が凄く大切になってくる。
なぜなら死も関わってくるからだ。
やはりそこのラインナップにいる限り、みんな最高なバレルをメイクする為にいるはず。
もちろん、海周もあの波を狙ってたんだろうし、行きたかったんだと思う。
だからこそ僕も無視をしてパドルアップはできなかった。
乗れないとは思ってても、万が一テイクオフをメイクしてきた時、
ドロップインして、無駄な1本にさせる訳にも行かないし、怪我をさせる訳にはいかない。
そう思ったからです。
だから、彼にもこう伝えました。
俺にとっても凄く大事だった1本だったってこと。
もしワイプアウトして死に関わってたらどうしてたんだってこと。
その時海周から僕より5m沖で波待ちしてたのに、
僕より2インチも短い板を使ってたことを聞いた時、
正直に舐めてるのかと言いました。
それ相当の波を狙うなら、それ相当の覚悟だったり、それ相当の板を使うことって
基本中の基本で、凄く重要な事なんだぞと。
同じ日本人ライダーとして、共にビックウェーバーシーンを引っ張って行く身として
そこへの意気込み、思い入れが足りないと思ってついつい伝えてしまいました。
カッコいい真のパイプライナーになるには当たり前なことだと思ったから。
世界1のポイント、パイプライン。
そう甘くはありません。
これからもまだまだ課題が残ります。
けど、この1本は僕にとって一生忘れる事はない大事な経験になったし、
次への自信にも繋がりました。
おかげでまた更にステップアップできたと思うし。
だから、来年のノースショアは今まで以上に楽しみ。
今度こそは、この1本にフォーカスしてメイクしたいなと強く思ってます。
夢は皆が認めるバックサイドでのパイプライナー。
とことん突き進みます。
K80
辛口トークでしたが、ケイトのこの時の壮絶な思いが伝わる、素晴らしい解説でした。
パイプライン、、、、生死を賭ける波、、、、そんなケイトのストーリー、、、、
恐るべし、べし、、、っす〜